任意整理

任意整理のメリットは何ですか?

任意整理を行うと、どういったメリットがあるのでしょうか?任意整理とは、弁護士または司法書士が、直接債権責任者と交渉をして、将来利息のカットや長期分割弁済などの和解を成立させ、支払いを楽にする手続きのことを指します。この記事では、任意整理を行うことで受けるさまざまなメリットについて解説しています。

目次

任意整理とは?

任意整理のメリットを解説する前に、任意整理とはどういったものなのかを説明します。

任意整理とは、弁護士または司法書士が直接債権責任者と交渉をして、将来利息のカットや長期分割弁済などの和解を成立させ、支払いを楽にする手続きのことです。

借金を抱えている人が、弁護士や司法書士といった専門家に相談する際の解決方法として、最もよく使用される方法が任意整理です。任意整理では、利息制限法に定められた上限利率を超える利息の契約がある場合、過去に払いすぎている利息をもとに元本に充当して債務を減らします。

任意整理のメリット!具体的にどういうもの?

任意整理を行うと、借金を抱えている人にとっては、どういったメリットが生まれるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

【任意整理/メリット】その1|支払いの督促が止まる

任意整理の手続きをすると、弁護士または司法書士が債務責任者へ「受任通知」を送ります。受任通知とは、「弁護士が債務者の方の代理人となって債務整理手続を行います」ということを、債権者に知らせるための通知です。この通知が届くと、債務責任者からの督促が止まります。

返したいけれど返せない、郵便ポストに毎回入る督促状が怖い、連絡が絶えず来るなど、督促による精神的ストレスは想像以上に大きいですよね。

自分自身の力では、返済が難しいという状況になった場合、精神的にストレスを抱えてしまうことは、かえってよくありません。

専門家への相談で、法に基づいた解決策を提案してくれます。

最短で2日から1週間ほどで、督促は止まるといわれています。

【任意整理/メリット】その2|任意整理をしても職業制限はない

債務整理の中でも自己破産をしていると、一定の職業に就職できなくなります。しかし、任意整理の場合は、その心配はありません。職業制限に含まれる職業に就業している方の場合、働き続けるためには、任意整理が適切です。

【職業制限の例】

  • 弁護士
  • 司法書士
  • 税理士
  • 警備業者
  • 旅行業者
  • 信用金庫の役員
  • 信託会社 など

【任意整理/メリット】その3|財産を維持できること

任意整理のメリットとして、財産を残すことができます。そのほかの債務整理のように、財産を換金する必要はありません。そのため持ち家や車といった、手放したくないモノや生活の一部となっているモノがある方は、任意整理が適切な債務整理だといえます。

【任意整理/メリット】その4|将来利息が減り、返済の負担が減る

任意整理の手続きを行うことで、将来利息がカットされることは、大きなポイントです。

任意整理をすると、なぜ将来利息がカットされるのでしょうか?任意整理では、利息をカットしてもらい、元本のみの分割払いで和解交渉をするのが一般的です。

借金を抱えている債務者は、任意整理の手続きをしています。現状、自分自身の力では返済が困難であるということです。その中でも、きちんとした返済義務の認識があり、専門家へ相談しています。その上、利息まで支払うとなると、債務者の日常生活や経済的更生を阻害するおそれがあります。

このままの高い利息を支払うことは、債務者にとっては負担となり、返済がさらに困難になります。

債権責任者との和解で、この負担となる利息はカットでき、返済の負担が軽くなります。

【任意整理/メリット】その5|専門家へ手続きを任せられる

任意整理の手続きをする際に、弁護士や司法書士といった専門家へ相談します。任意整理は裁判所を通す手続きも特に不要な為、専門家へ一任すると、その後は返済するのみで手間がかかりません。

しかし任意整理は、債権責任者への「交渉力」など、弁護士や司法書士の実力が影響してきます。任せる専門家のリサーチは、十分に行いましょう。

任意整理の手続きの流れ

任意整理は、債務者の借金返済への負担を減らし、今現在の自分の状況にあった支払いが可能になる手続きです。任意整理を行った場合、どのような流れで進んでいくのか、確認しておきましょう。

【任意整理/手続き】その1|専門家に依頼

まずは、弁護士や司法書士に相談し、任意整理を依頼します。依頼を受けた専門家が債権責任者と直接和解交渉を行い、交渉手続きを進めます。 この段階で、スケジュールなどを債務者と専門家とで打ち合わせしていきます。

【任意整理/手続き】その2|受任通知を送る

専門家が任意整理の依頼を受けた後、債権責任者に「受任通知」を送ります。「受任通知」とは、「弁護士が債務者の方の代理人となって債務整理手続を行います」ということを,債権者に知らせるための通知です。

これを送ることによって、債務者への督促がストップします。

【任意整理/手続き】その3|債務責任者への取引履歴開示請求

専門家が債権責任者へ取引履歴の開示を請求します。「専門家に開示する履歴」と「本人に開示する履歴」の体制が異なる場合があります。弁護士や司法書士の確認が必要です。

【任意整理/手続き】その4|残高の算出と和解返済の交渉

返済履歴や契約日時など、情報が明らかになってくると、利息制限法に基づく引き直し計算を行います。ここで出た借金額をもとに、専門家が債権責任者との返済計画を交渉していきます。一括返済を条件に減額する交渉、3年(36回)~5年(60回)を目安に分割払いなどを交渉していきます。

弁護士費用について

では、実際に弁護士や司法書士などの専門家へ依頼すると、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。

【例】
<借り入れ>

  • 借入残高:100万円
  • 金利:15%
  • 過払い金:20万円
  • 債権者数:2社

<弁護士事務所の料金表>

  • 着手金:2万円(1社あたり)
  • 報酬金:2万円(1社あたり)
  • 減額報酬:10%
  • 過払い報酬:20%

もし例のような条件で任意整理を行った場合、過払い金20万円分は残高から減額されます。結果弁護士費用は、2万円×2社+2万円×2社+減額報酬20万円×10%=10万円です。

任意整理をせずに、金利15%の借金100万円を月額3万円で返済すると、おおよそ30万円近くの利息が発生します。任意整理することによって、将来利息や過払い金が減額され、弁護士費用を差し引いても返済が楽になります。

おわりに(まとめ)

任意整理は他の債務整理に比べると、債務者への負担が少なく、自分の分限にあった支払いが可能になります。返済が困難な状況である場合、専門家への相談はとても有効に働きます。安心して、専門家へ相談するようにしましょう。

弁護士法人きわみ事務所
代表弁護士 増山晋哉
登録番号:43737

昭和59年大阪府豊中市生まれ。平成21年神戸大学法科大学院卒業後、大阪市内の法律事務所で交通事故、個別労働紛争事件、債務整理事件、慰謝料請求事件などの経験を積み、平成29年2月独立開業。

きわみ事務所では全国から月3,500件以上の過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い弁護士が累計7億円以上の過払い金返還実績を上げていますので、少しでもお困りのことがあれば無料相談をご利用ください。

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