過払い金

過払い金請求は完済後でもできる?完済後は急いだ方がいい?

過払い金は完済後にも請求可能です。ただ、時効になったり業者が倒産したりしたら請求できません。時効の考えはいろいろあるので、専門家の弁護士への相談が必要です。

過払い金請求は書類がなくてもできますが、開示請求などをする必要があります。また、完済前も過払い金請求は可能ですが、場合によってはブラックリスト対象です。過払い金請求はリスクがほとんどありませんが、多少の注意点があります。弁護士への相談は欠かせないでしょう。

目次

過払い金は完済後でも請求できます

「過払い金請求をしたいけど、完済後でもできる?」と不安に思っていませんか。でも、心配いりません。完済後でも過払い金の請求ができます。むしろ、完済後の方が問題は生じにくいのです。

過払い金の計算は自分でもできます。もし可能であればソフトをダウンロードして計算してはいかがでしょうか。その全額が回収できるかどうかはわかりませんが、過払い金の有無はわかります。

過払い金請求をしても、現在借りている他のローンに影響はなく、今後も同じです。悩むより先に行動を起こすことが大切でしょう。

過払い金は完済後の方が請求しやすい

過払い金請求は完済後の方が問題は起きにくいです。既に解約していることが多いでしょうから、今後のことを気にすることもありません。

「あの時お世話になったから」と遠慮する気持ちもあるかもしれません。しかし、過払い金は貸金業者の不当利得であり、本来自分のお金です。過払い金を回収することで自分の将来を豊かにできるでしょう。

貸金業者からの借金を完済できたなら、現在は経済的に余裕があるかもしれません。それならば、過払い金を請求することでもっと余裕を作ってはいかがでしょうか。

過払い金の計算だけなら自分でできます

過払い金請求を完済後にするのであれば、その計算は難しくありません。もちろん紙と鉛筆だけでできる計算ではなく、エクセルなどのソフトが必要です。もっとも、そのソフトはネットなどからダウンロードすることができます。

過払い金が発生していることがわかったら、弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。実際の過払い金請求は貸金業者との交渉になります。請求してすぐ返してくれる貸金業者は1つもありません。

自分で過払い金の計算をしてみて、その上で弁護士に相談するのがお勧めです。

過払い金を完済後でも請求するには?

すでに完済した借金で、過払い金があるかどうかをチェックするにはどうすればいいのでしょうか?ポイントは過去に借入のあった金融業者と、いつ借り入れをしていたかの2つです。

過払い金を完済後に請求する際のポイント1. 借金のあった時期はいつか?

過払い金が発生しているかどうかは、いつ借り入れがあったかが重要です。

過払い金が発生するのは、利息制限法や出資法という法律が変わった2010年以前になります。2010年より前、金融業者は、当時の法律で定められた上限を大幅に超える金利をもとに、利息を決めていたからです。

そのため、利息制限法で定められた上限よりも高い金利分が発生しており、これを過払い金と呼ぶのです。法改正以降、過払い金がある場合には、請求を業者にすることが可能になったのです。

過払い金を完済後に請求する際のポイント2. 借金のある金融業者はどこか?

過払い金は、いつ借り入れがあったかによって、発生するかどうかが確認できることは上記で述べました。それに伴い、どこの業者から借り入れをしていたかについても、過払い金の有無の確認には欠かせません。

なぜなら、すべての業者が上限金利より高い利息を設定しているとは限らないからです。中には法で定められた範囲内の金利で利息を定めていた金融業者もあるでしょう。金利がどの時点で変わったか、そもそも金利をいくらで決めていたりするかは、それぞれの金融業者で変わってくるのです。

借金で悩む方の中には、いつ、どこから、いくらぐらい借りていたか、明確に覚えていない方も多いでしょう。自分1人で悩まずに、専門家である弁護士などの力を早めに借りることをおすすめします。

過払い金を完済後に請求するメリットとは?

それでは、過払い金を完済後に請求するメリットとは何でしょうか?
それは、本来払う必要のなかったお金が戻ってくることが最大のメリットです。

借金で悩んでいる方は、明日の生活費をどうするかで頭を抱えている方も多いはずです。少しでも過払い金が戻ってくれば、日々の食費や光熱費に充てることができます。また、複数の会社から借金を借りている場合は、その借金の返済にも充てることができるのです。

過払い金の有無は、専門家である弁護士や司法書士でないと、なかなか判断がつきません。まずは相談してみてはいかがでしょうか?

過払い金を完済後に請求するデメリットとは?

過払い金請求のメリットを先に述べましたが、デメリットはあるのでしょうか?いくつか考えられるものを解説していきます。

過払い金を請求した金融業者が使えなくなる

金融業者に過払い金の請求をすると、その業者が使えなくなる場合が多いです。業者のカードが使えなくなるほか、再発行をしようとしてもなかなか難しくなるでしょう。ただ、その他の業者であれば、特に問題なく使えることが多いので、大きなデメリットではないかもしれません。

完済後の過払い金請求を急いだほうがいい理由とは?

過払い金は完済後であっても請求できますし、その方が問題なく回収できます。ただ、貸金業者は自分から過払い金があるからと返金することはありません。自分で請求しなければいけないのです。

また、過払い金の請求は永遠にできるわけではなく、10年の時効があります。更に、最近は貸金業者の倒産もありえます。以前、貸金業者からお金を借りた経歴があれば、過払い金の有無を確認した方がいいでしょう。

完済後の過払い金請求を急いだほうがいい理由①時効になったら請求できない

過払い金には時効があります。時効とはお金を支払えと相手に請求できる期間です。過払い金があるからと永遠に請求できるわけではありません。

過払い金の場合、この時効は10年です。ローンの形態にもよりますが、カードローンの場合は1か月単位の返済です。場合によっては1か月ずつ時効を迎えているかもしれません。早く請求しないと少しずつ請求できる範囲が狭くなります。

過払い金の計算だけなら自分でできます。ただ、やり方がわからないなら、早めに弁護士に相談した方がいいのではないでしょうか。

併せてチェック!

完済後の過払い金請求を急いだほうがいい理由②倒産したら請求できない

金融機関は倒産しないと思い込んでいる人もいるかもしれません。しかし、大手貸金業者であった武富士も倒産しています。他にも中小貸金業者の中には、廃業や倒産をした業者も少なくありません。倒産しなくても、貸金業者自体が債務整理をした事例もあります。

倒産や廃業をした貸金業者に過払い金請求をしても無駄です。つまり、倒産する前に請求しなければいけません。また、債務整理をしている貸金業者は簡単に過払い金請求に応じないです。払えないこともあり、拒絶反応が並ではありません。過払い金請求は弁護士が必要だと言われる大きな理由です。

完済後の過払い金請求を急いだほうがいい理由③自分で気が付かないと請求できない

過払い金の存在はどの貸金業者も認識しています。大手貸金業者の決算書には、過払い金請求に備えた引当金が計上されているほどです。

上場している貸金業者は監査があり、適当な数字を計上することはできません。過払い金がいくら存在しているのか、貸金業者が知らないはずがないのです。

しかし、「過払い金があるから請求してください」とはどの貸金業者も言いません。自分から積極的に行動をしないと過払い金請求はできません。

完済後の過払い金請求とクレジットカードやローンの関係は?

既に支払った借入の過払い金は、クレジットカードやローンに影響するのでしょうか?実は、請求をした金融業者を除いて、特に影響はないのです。

「過去に借金があった事実があるから、何か影響があるかも?」と不安な方もいるでしょう。ただ、今契約しているローンなどには特に影響はないことが多いです。また、過去に過払い金を請求した業者ではないところであれば、新規でお金を借りたりすることができます。

また、「ブラックリストに載るかも」と不安になるかもしれません。しかし、既に完済後の貸付金なので信用情報機関は無関係です。

実際に完済した、解約後の信用情報機関のデータを見ると、解約済みと載っています。また、契約だけ残っていても完済済なら登録する理由はありません。

もちろん、今後住宅ローンなどの借入を予定している場合も心配はいりません。過払い金を取り戻して自宅の頭金としてはいかがでしょうか。

完済後の過払い金請求は書類がなくてもできる?

過払い金請求の問題として、書類の有無が挙げられます。しかし、書類は過払い金請求をする貸金業者に請求すればいいのです。そのため、書類がなくても過払い金請求ができます。

また、自分がどこの貸金業者を使っていたかわからないこともあるでしょう。この際も心配はいりません。信用情報機関で過去に自分がどこで借入をしていたかわかるためです。

過払い金請求のためには書類がいると言われます。確かに取引明細書や契約書がないと過払い金の計算ができません。しかし、弁護士に依頼すれば全て揃えてもらえます。書類がないからとあきらめるのではなく、一度相談してみてはいかがでしょうか。

過払い金は完済前でも請求ができる

過払い金請求をする人の多くは完済後にしています。完済後に過払い金の存在に気付くことが多いからです。

しかし、返済中であっても過払い金請求はできます。返済中に過払い金請求をすれば返済期間が終了し、返金があるかもしれません。

ただ、残高がゼロにならない場合は要注意でしょう。なぜなら、残額がゼロにならなければ過払い金の清算後も返済が続くからです。これは正に任意整理でしょう。つまり、債務整理をしたと「事故情報」が信用情報機関に登録されます。簡単に言えばブラックリスト対象になってしまうのです。

完済前にも過払い金請求は可能です。しかし、やっていい場合と、やってはいけない場合があります。過払い金を全額回収できるとは限らない以上、この判断は簡単ではありません。弁護士のサポートが不可欠です。

過払い金請求を完済後にする際の注意点

完済後であれ完済前であれ、過払い金請求をする際には注意点があります。この注意点を覚えておかないと、将来思いもよらぬ災いに巻き込まれかねません。

例えば、過払い金請求をすると、その貸金業者は二度と取引をしてくれないでしょう。もっとも、このリスクはさほど問題ではありません。二度と貸金業者からの借入はしないと心に決めた人も少なくないでしょう。

しかし、最近は貸金業者も大きな金融グループの一員です。グループ内で過払い金請求の情報共有はしていないかもしれません。しかし、その金融グループで借入をする際の審査を貸金業者がしていることが多いです。審査の結果は非公開なので、過去の過払い金請求がどう影響しているかはわかりません。

過払い金のリスクは、ブラックリストに該当するかどうかだけではないのです。他にもリスクがあります。過払い金請求には弁護士への相談が欠かせない理由です。

過払い金請求を完済後にする際の注意点①系列の金融機関も要注意

過払い金請求による影響が、単独の貸金業者だけではあれば問題はほぼありません。しかし、面倒なのは大手貸金業者が銀行傘下になっていることが多い点です。

メガバンクはカードローンなどの個人向けローンの審査を貸金業者にさせています。銀行にはもともとそのような審査技能がないからです。そして、過払い金請求をした事実は貸金業者のデータに残っています。

その結果、ローン審査で不利になる可能性は否定できません。業法の関係で過払い金請求の事実をグループ全体に情報提供することはないでしょう。最近は個人情報保護の話がうるさいからです。しかし、審査をする貸金業者のデータは消えません。この点は注意が必要でしょう。

過払い金請求を完済後にする際の注意点②弁護士に相談した方が安全

過払い金請求をすることで、このようなリスクが生じるとは思わないことが多いでしょう。

完済後に過払い金を請求する場合のメリットやデメリットについて、理解いただけましたでしょうか?通常であれば、過払い金請求を完済後にするのはそこまでリスクはないです。ただ、まだ借入残高が気付かないところであると、そもそも完済とはならないので注意が必要です。

例えば、過払い金の請求先である業者が、カードローンの保証会社かどうかであったり、業者が過去に合併をしているかどうかだったりは、確認が漏れてしまう可能性が高いのです。

貸金業者により対応に差がありますが、どんな差があるかはわかりません。

過払い金請求は法律問題だけクリアすればいいわけではありません。今後何が起こるかも考え合わせて実行しなければいけないのです。まずは弁護士へ相談しましょう。

弁護士法人きわみ事務所
代表弁護士 増山晋哉
登録番号:43737

昭和59年大阪府豊中市生まれ。平成21年神戸大学法科大学院卒業後、大阪市内の法律事務所で交通事故、個別労働紛争事件、債務整理事件、慰謝料請求事件などの経験を積み、平成29年2月独立開業。

きわみ事務所では全国から月3,500件以上の過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い弁護士が累計7億円以上の過払い金返還実績を上げていますので、少しでもお困りのことがあれば無料相談をご利用ください。

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