過払い金

過払い金請求は全額回収できる?

過払い金を全額回収できるかどうかは、裁判をするか、裁判をしないかによって変わります。

任意交渉による過払い金請求を行った場合、過払い金を全額回収することは難しいですが、裁判を行わないため過払い金返還までの期間が短く、はやくお金を取り戻すことができます。

一方、訴訟による過払い金請求を行った場合、過払い金を全額回収できる可能性が高いですが、裁判には6ヶ月~12ヶ月の期間がかかるため手元にお金が戻ってくるまでに時間がかかるでしょう。

ここでは、過払い金を全額回収できるかどうか、裁判をしない場合(任意交渉)と裁判をする場合(訴訟)を詳しくご説明いたします。

目次

過払い金は全額回収できるのか?

過払い金は全額回収できるかは、裁判を行うか、裁判を行わないかによって過払い金を全額回収できるかどうか変わります。
裁判を行わない任意交渉の場合、裁判を行う訴訟の場合の2つにわけて詳しくご説明いたします。

任意交渉による過払い金請求の場合

任意交渉による過払い金請求は裁判を行うより手間はかかりませんが、残念ながら過払い金を全額回収することは難しいでしょう。交渉のみで過払い金を全額返還してくれる貸金業者はほぼいません。

貸金業者によって過払い金の返還率は異なりますが、例えば、100万円の過払い金があったとしても、交渉による和解だと80万円程度しか取り戻すことができないこともあります。100万円の過払い金があって、80万円取り戻すことができたなら、これでも多く取り戻せたといえます。

任意交渉による過払い金請求の場合は、過払い金を全額回収することは難しいですが、裁判を行わないためはやく過払い金を取り戻すことができます。

訴訟による過払い金請求の場合

訴訟による過払い金請求は裁判を行うため手間がかかりますが、過払い金を全額回収することができます。さらに、過払い金に利息(金利5%)がついて戻ってきます。

なぜなら、過払い金とは貸金業者が利息制限法に違反して得た不当利益なので、裁判で負けることは少ないです。そのため、訴訟を提起すると貸金業者が和解したいため満額に近い条件を提示してくることが多いです。ここで和解するか、判決を待つかどちらにしても、任意交渉よりはより多くの過払い金を取り戻せることができます。

しかし、裁判には6ヶ月~12ヶ月の期間がかかるので、任意交渉よりも過払い金が手元に戻ってくるまでに時間がかかります。時間をかけてもより多くの過払い金を取り戻したい場合は、裁判を行うのもいいかもしれません。

過払い金を全額回収できるまでの期間

訴訟による過払い金請求を行えば、過払い金を全額回収できるでしょう。では、過払い金請求をしてからどのくらいの期間で過払い金を全額回収できるのでしょうか。

目安としては、過払い金請求を依頼してから全額回収できるまでに7ヶ月~15ヶ月程度かかるでしょう。
なぜなら、過払い金請求をしてから貸金業者から取引履歴の開示をさせ、過払い金の引き直し計算をします。貸金業者によって期間は異なりますが、取引履歴を開示されるまでに1ヶ月~3ヶ月程度かかります。次に、過払い金請求を行った後に、貸金業者との交渉があります。交渉による和解ができず裁判に移行した場合、6ヶ月~12ヶ月の期間がかかります。ただし、訴訟後に和解することになった場合は、1ヶ月で終わることもあります。

また、過払い金請求は自分で行うことも可能ですが、自分で過払い金請求すると戻ってくる過払い金は少なくなる可能性が高いです。さらに、自分で過払い請求を行うと戻ってくるまでの期間も延びるでしょう。

なぜなら、過払い金請求に必要な資料集め、過払い金の引き直し計算、貸金業者との交渉、裁判など、すべて慣れていないと時間もかかります。また、貸金業者との交渉の際は、相手は交渉のプロです。貸金業者が中心のペースになってしまい、自分が納得できる結果にならないかもしれません。

過払い金を全額回収したい場合は、弁護士に相談することをおすすめいたします。

弁護士法人きわみ事務所
代表弁護士 増山晋哉
登録番号:43737

昭和59年大阪府豊中市生まれ。平成21年神戸大学法科大学院卒業後、大阪市内の法律事務所で交通事故、個別労働紛争事件、債務整理事件、慰謝料請求事件などの経験を積み、平成29年2月独立開業。

きわみ事務所では全国から月3,500件以上の過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い弁護士が累計7億円以上の過払い金返還実績を上げていますので、少しでもお困りのことがあれば無料相談をご利用ください。

過払い金で気になる項目を徹底解説!へ戻る

過払い金で気になる項目を徹底解説!

借金問題の解決方法